鍵屋が教える防犯と鍵のほんとのところ
錠前というのは基本的には鉄でできているものです。
日本は雨の多い国ですから雨が降り続くと湿気により錠前を傷めてしまうことがあります。内部の金属部品が劣化したり、サビてしまうことがあるのだそうです。
最近はシリンダーなんてどれもステンレスじゃないの?と思う人もいるかもしれません。
たしかに表面はステンレスになっているものが多いです。しかし、ステンレスは表面だけで内部は鉄など金属が使われています。
表面がステンレスだといつまでたってもピカピカなので内部が壊れていたり錆びているのに気が付きにくくなります。錆びた鍵をそのまま使い続けると鍵の劣化を進めていくことになります。
特に湿気による故障が発生しやすいのは浴室のレバーハンドルやドアノブ部分です。
こちらも表面はステンレスだったり、樹脂でコーティングされているので気づきにくいですが、内部はサビだらけになっていることがあります。錆びると最終的にまったくドアノブが回らなくなって外れてしまうこともあります。
お風呂場の湿気はある程度仕方のないものですが、換気をしたり、濡らさないようにすることで金属の劣化を防ぐことができます。
すこしでも長持ちさせたいのであれば水分をふきとったり掃除のときにドアノブにタオルをかけておいて水がかからないようにするといいでしょう。